Written By: 川俣 晶
「高橋葉介?」
「昔ちょっと絵柄が好きだったのだ」
「それで?」
「実は個展をやっているとはずっと知らなかったが、昨夜急に分かった。しかし今日まで。慌てて有楽町まで行ってみたよ」
「へー。それで中身は」
「やはり良かったよ。最終日ぎりぎりで行けて良かった」
「まんが家がアートでいいの?」
「最初からアート側にはみ出しているような絵柄だと思ったよ」
「へえ」